著者インタビュー
料理は方法さえ知れば、もっと楽になるー手抜きでも後ろめたさを感じないレシピ
本澤知美(もとざわともみ)
料理は手間がかかるもの、時間がないとできないもの。
そう思い込んでいませんか?
「実は、料理は時間や手間をかけなくても、方法さえ知れば失敗なくおいしく作れる」
そう語るのは、元大手料理教室講師であり、3000人以上の料理の悩みを解決してきた本澤知美さん。
『せいろ1つで晩ごはん』には、「もっと自由に料理を楽しんでほしい」 という願いが込められています。
料理に追われる料理講師だからこそ、せいろで手早く
せいろといえば、中華まんやシュウマイのイメージが強いかもしれませんが、本澤さんは、せいろの可能性を広げるレシピを提案しています。
「せいろなら、具材を並べて蒸すだけで一品が完成する。焼いたり炒めたりするよりもヘルシーで、食材の持ち味を引き出すことができる」
料理講師にとってはどんな料理も簡単に手早く作れるイメージだが、実は「料理講師はとても忙しい」。
教室で料理を教えるだけではなく、家に帰れば家事が待ち受けています。
買い物をして、家事をして、家のご飯を作って、翌日の教室の準備……。
そんな料理講師が愛用するのが、このせいろ。
手抜きにうしろめたさを感じている人へ
料理に手をかけたくても、時間がない。
でも、手を抜くと罪悪感を覚えてしまう。
こんなちょっとした罪悪感をもつ女性も多いのではないでしょうか?
「でも、料理にはいろんな方法がある。手間をかけずにおいしく作るのも、立派な料理の選択肢のひとつ」
そう考えるだけで、料理はもっと気楽で、楽しいものになるはずと本澤さんは言う。
「この本が、料理の選択肢を広げる手助けになれば嬉しい」
本を作ることが、新しい発見につながった
「レシピを発信すること自体は、これまでもやっていました。でも、本という形にすることで、より多くの人に伝えられると感じました」
SNSのように一瞬で流れてしまうのではなく、繰り返し手に取ってもらえるもの。それが、本ならではの価値。
「せいろ料理に興味を持ってもらえたら、それだけで本を作った意味があると思っています」
📚 『せいろ1つで晩ごはん』 発売中