著者インタビュー
「ふつうの子」が京都大学に現役合格。鍵は“カメラマン視点”の子育てでした。
田部信子(たべのぶこ)

Q. この本を書くきっかけは?
最初は「写真の撮り方の本を書こう」と思っていました。
ネットの情報を信じても“うまく撮れない”と悩む方がとても多く、理由は「部分的な解説だけを読んでしまい、基礎がわからないまま迷子になる」ケースが多かったからです。
書籍なら、土台から丁寧に伝えられると思いました。
ただ、書き進めるうちに、
「本当に伝えたいのは“子育て”の話ではないか」
と感じるようになりました。
氾濫する育児情報に振り回されて疲れてしまう親を何度も見てきたこと。
そして私自身が出産直後に「誰かのリアルな体験談が知りたい」と強く思っていたこと。
その2つが重なり、書くテーマが“子育て”に変わりました。
Q. この本で伝えたいことは何ですか?
「もっと肩の力を抜いてもいい」ということです。
世の中の情報に振り回されて、自分のやり方に自信をなくしている方が本当に多く見えます。
この本を読むことで、
「子育てってもっと自由でいいんだ」
と思えるようになってほしいです。
そして、“正解を探す”のではなく、わが子をよく見ることで
自分らしい子育て“の軸が自然に見えてくることを伝えたいと思っています。
Q. 子育てで大切にしてきたことは?
特別な教育法よりも、**「目の前の子どもをよく見る」**ことです。
カメラマンとして培った“見る力”が、結果的に子育てにも生きていました。
本書では、子育てに生かした「カメラマン視点」を7つ、
そして「カメラマン視点で子育てするメリット」を4つ紹介しています。
Q. 一番伝えたいことは?
世の中の情報に振り回されて自信をなくしてしまった方に、
“わが子を信じる力”が戻ってきてほしいです。
子どもの個性を見つめながら、自分らしい育て方を見つけていく過程は本来とても楽しいもの。
写真を撮るように、日々の小さな瞬間を見つめ、子どもの今を大切に残していってもらえたら嬉しいです。