著者インタビュー
ことばの奥にある“小さな哲学”をすくい上げて
花咲ありす(はなさきありす)

Q. ずっと本を出したかった?
昔から、自分の世界を“本”という形で発表することに憧れがありました。
デジタルではなく紙の本にこだわったのも、その思いがあったからです。
商業出版が夢でしたが、Booko出版を知ったことで、まずは自分でつくってみたいという気持ちが湧きました。
Q. 詩集にはどんな作品が収録されていますか?
詩・散文・ショートストーリーなど、59編を収録しています。
ジャンルにとらわれず、短い物語のような作品から、日常の感情をそのまますくい上げた詩まで、さまざまなスタイルが混ざった一冊になっています。
Q. 制作期間は?
制作期間は約半年です。
載せる作品と写真を選ぶ作業は、苦しい面と楽しい面の両方がありました。
ものを生み出すときは、苦しみと楽しみが同時にやってくるものだと実感しました。
その後の校正には、かなり神経を使いました。
Q. この詩集に込めたメッセージは?
日常の中にある哲学をひろい集めて、詩にしたものをまとめました。
“こういうこと、なんとなく思っていたけれど、言葉にできなかった”
そんな想いを言葉にしてみたものばかりです。
読者の方に共感していただけるものがあったら嬉しいです。
Q. “哲学”とはどんなものですか?
哲学は難しい哲学書だけにあるものではなく、日常生活の中に転がっているものだと思っています。
哲学者と詩人は紙一重で、根底は同じ。ただ、論理で説明するか、詩で表現するかの違いだと感じています。
この詩集から、そんな“日常の哲学”を感じてもらえるのではないかと思っています。
真夜中のティー・パーティー 〜詩 集〜
著者: 花咲ありす
収録作品数: 59編(詩・散文・ショートストーリー)
発行: Booko出版
発売日: 2025年8月6日